**気象病(天気痛・お天気病)**にお悩みの方へ。
梅雨時や台風の前後、季節の変わり目になると
「決まって体調が崩れる」「検査では異常がないのにつらい」
そんなお声を、漢方薬局あさ(世田谷区)では多くお伺いします。
特に 30代以降の女性、更年期世代の女性 は、
ホルモンバランスや自律神経の影響を受けやすく、
気象病の症状が強く出やすい傾向があります。
気象病とは?
気象病とは、気圧・気温・湿度などの気象の変化によって起こる体調不良の総称です。
「お天気病」「天気痛」と呼ばれることもあります。
よくみられる症状
- 頭痛・頭重感
- めまい・ふらつき
- 胃もたれ・吐き気・むかむか
- 首・肩こり、以前痛めた腰や関節の痛み
- 咳が長引く、呼吸が浅い感じ
- むくみ、だるさ、眠気
病院の検査では「異常なし」と言われるものの、
天気が崩れる前後に悪化する場合は、気象病の可能性があります。
30代・40代・更年期女性に気象病が多い理由
女性はライフステージごとにホルモン環境が大きく変化します。
- 30代:仕事・家事・育児による慢性的な疲労
- 40代〜50代:更年期によるホルモン変動
これらはすべて自律神経の乱れにつながりやすく、
気圧の変化への適応力を低下させます。
「昔は平気だったのに、最近つらい」
「更年期に入ってから天気に弱くなった」
このような方は、体質から見直されると良いかもしれません。
気象病の原因(漢方的な考え方)
気象病の大きな要因の一つが気圧の低下です。
雨や台風が近づくと気圧が下がり、
内耳がその変化を感知して脳に情報を送ります。
すると身体は環境の変化に対応しようとして、
自律神経がフル稼働します。
このとき負担がかかりすぎると、
頭痛やめまい、胃腸症状などが現れやすくなります。
漢方薬局あさでは、これを
体液(=痰飲)の巡りの乱れ
として捉えます。
気象病と「痰飲(たんいん)」の関係
気圧が下がると、身体にかかる外からの圧力も低下します。
その結果、
- 体液の流れが滞りやすくなる
- 細胞がむくみやすくなる
といった変化が起こります。
そのため、
- むくみが出る
- 痛みが出やすくなる
- 胃腸の働きが落ちる
- 呼吸器症状や皮膚トラブルが悪化する
といった症状が現れます。
漢方では、この体液の滞りを**痰飲(たんいん)**と呼び、
気象病の重要なポイントと考えます。
気象病の漢方治療
漢方治療の目的は、
- 今出ている症状を和らげること
- 気象の変化に対応できる体質をつくること
です。
漢方薬は、
自律神経が「恒常性を保とう」として行っている働きを
お手伝いすることができます。
- 痰飲の滞りを改善する
- 偏在しやすい体液のバランスを調える
ことで、
「今日は午後からお天気が悪くなるのか・・・」と憂鬱になってしまっていた状態から、
「気づいたら大丈夫だった!」という状態を目指します。
お一人おひとりに合わせた改善方法を、ご提案させて頂きます。
気象病の養生(ご自宅でできるケア)
漢方治療と合わせて大切なのが、日々の養生です。
ちょっと意識するだけで身体は必ず応えてくれます。
●痰飲を滞らせないために
軽い筋トレやウォーキングで筋肉を動かしましょう!
→そうすることで、筋肉のポンプ作用で体液の巡りを促します
●痰飲を偏在させないために(特に胃)
胃は痰飲がたまりやすい場所です。
食事・飲み物のとり方がとても重要になります。
飲み物のポイント
- 冷たい飲み物は控えめにしましょう
- 夏でも1日1回は温かい白湯やお茶を飲みましょう
- 飲むときはガブガブではなく、ゆっくり飲みましょう
胃の温度は約38℃と言われています。
そこに氷入りの飲み物が一気に入ると、
胃腸はびっくりしてしまい働きが悪くなります。
また、「ガブガブ飲み(一気飲み)」をした後のみぞおちのあたりを触れてみてください。
タポンタポンしていませんか。
胃が元気な時はしばらくするとなくなると思いますが、これを繰り返すと痰飲になってしまいます。
飲み物を飲むときはゆっくりと飲みましょう。
気象病かな?と思ったら
- 病院では異常がないと言われた
- 天気や気圧で体調が左右される
- 更年期に入ってから不調が増えた
このような方は、ぜひ一度ご相談ください。
世田谷区の漢方薬局として、
女性の気象病・更年期症状を数多くご相談いただいています。
体質に合った漢方で、
「天気に振り回されない毎日」を目指しましょう。
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