更年期の中途覚醒の症例ー3時・4時に目が覚める方へー

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更年期の時期になると、
「夜中や明け方に目が覚めてしまう」
「そのあと眠れない」
というご相談が増えてきます。

今回は、世田谷区の漢方薬局あさにご相談いただいた
更年期の中途覚醒の症例をご紹介します。

更年期の中途覚醒のご相談(40代後半 女性)

更年期だから仕方がないと思っていたけれど、
このままどんどんつらくなってしまうと困ると感じて、
ご相談に来てくださいました。

ここ最近、3時・4時ころに目が覚めてしまい、その後眠れません。
寝ているような起きているような感じが続いて、起きる時間になります。

初めのころは、仕事が忙しくて気が張っているからなのかなと思っていました。
でも仕事が落ち着いても、この状態は続いています。

そして、日中に強い眠気があり、
仕事中でも寝てしまいそうになることがあり困っている、とのことでした。

漢方薬局あさでの見立て

さらにお話を伺うと、次のような症状がありました。

・目が覚めた時に熱さを感じる、汗をかくことがある
・手のこわばりを感じる
・だるさがある
・ぐるぐると考えが止まらない

仕事の忙しさは落ち着いていても、
身体はまだ緊張状態(お仕事モード)が続いている状態でした。

そこに更年期のホルモンバランスの揺らぎが重なり、
自律神経のバランスにも影響していると考えました。

20代・30代のころはできていたオンオフの切り替えが、
更年期では難しくなることも少なくありません。

更年期の中途覚醒の原因とは

更年期の中途覚醒は、単に「眠りの問題」だけではなく、

・ホルモンバランスの変化
・自律神経の乱れ
・緊張状態の持続

などが重なって起こることが多いです。

特に、
「眠ろうとしても頭が休まらない」
「身体は疲れているのに眠れない」
という状態は、更年期の中途覚醒でよくみられます。

漢方での考え方と対応

漢方薬には、西洋医学のような睡眠薬はありません。

無理に眠らせるのではなく、
眠れる状態に身体を整えていくことを大切にしています。

この方の場合は、
上に気がのぼってしまった状態である「上衝(じょうしょう)」を整えることを中心に対応しました。

服用後の変化

2週間後
早朝に目が覚めるものの、時間が1時間ほど遅くなりました。
目覚めるまではしっかり眠れるようになり、日中の疲労感が軽減しました。

さらに2週間後
睡眠への満足感が出てきました。
「このまま漢方薬を飲んでいれば忙しい時期も乗り越えられそう」とのお言葉がありました。

4週間後
仕事もひと段落し、
明け方に目が覚めても再び眠れるように。

日中も支障なく過ごせる状態になりました。

その後、徐々に服用量を減らして終了となりました。

ご自宅でできる養生法

更年期の中途覚醒があるときは、
「上に上がった状態」を落ち着けることが大切です。

・お腹や腰に湯たんぽをあてる
・ゆっくり湯船につかる
・目にホットタオルをあてる

特に、日中にパソコンやスマートフォンをよく使う方は、
目の疲れをとることも大切です。

更年期の睡眠でお悩みの方へ

更年期の中途覚醒は、
「年齢のせいだから仕方がない」と思われがちです。

もちろん変化のある時期ではありますが、
お身体の状態を整えることで楽になることもあります。

・夜中に目が覚めてしまう
・朝までぐっすり眠れない
・日中の眠気がつらい

このようなお悩みがある方は、
我慢しないで、ぜひ一度ご相談ください。

世田谷区桜上水の漢方薬局あさでは、
おつらい症状と体質を丁寧に伺い、
お一人おひとりのお身体に合わせてご提案しています。

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