(症例33)60代女性 自営業 冷え

あさコラム/参考症例
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お友達は寒くないと言い、私が一人で寒がっていることが多いです。

太ももが冷たくなるから、ひざかけが必要です。

お風呂に入って温まったと思っても、すぐに湯冷めして寒くなります。

だから、またお風呂に入ることもあります。

これから寒くなるし・・・何とかしたいです。

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一般的な冷えの原因として、

・筋肉量の低下

・自律神経の乱れ

・気温の低いところに長時間いる

・冷たい飲み物、身体を冷やす食べ物の多食

があげられます。

この患者様は、体型はどちらかというと小柄でほっそりとされています。

また、継続して何かスポーツをされていたという経歴もありません。

このことから、筋肉量が少ないということが考えられました。

また、お仕事柄、決まった時間に食事を摂ることができません。

そして食べる量も人と比べると少ないとおっしゃっていました。

このことから、筋肉を動かす血液の質、量の改善が必要だと感じました。

この患者様には漢方薬をお出ししましたが、それ以外に、毎日30分程度の運動、また血液の質、量を改善するために必要な食事について、ご提案しました。

冷えのつらい秋から春先までは、しっかりと漢方薬+養生をしていただきました。

それ以降は、漢方薬の量はへらしながら+養生を継続。

2回目の冬は冷えの改善が実感され、喜んでくださいました。

健康に年を重ねていく・・・そのために漢方薬は強い味方だと思います。

しかし、漢方薬だけでは難しい部分があります。

それは筋肉量です。

筋肉がおちると、身体の機能は低下します。

確かに漢方薬は機能を高める力があります。しかし限界があります。

50代以降の体質改善は、漢方薬だけでは難しいです。

食事内容を調えることはもちろんのこと、筋トレが必須になります。

だから・・・

50代・・・できれば40代から、筋肉を落とさない習慣をつけることをお勧めします。

筋肉があれば、漢方薬の効きは良いです。

そもそも・・・

筋肉があれば、体調を崩しにくくなります。

筋肉があれば、けがもしにくくなります。

これから、スポーツの秋です。 ぜひ、スポーツ、筋トレをして、冷えにくい身体を作りましょう!

症例解説「冷え性」はこちら