こんにちは。
世田谷 桜上水 漢方薬局あさの村上千絵です。
先日書いたブログ(冷え、低体温と消化力)の続きです。
のぼせやほてり…それは冷えが進行した状態です。
以前は冷え症だったけど、最近はそれほど感じなくなった…も冷えが進行しています。
更年期の40代以降ののぼせやほてりもそうです。
これはどういうことなのでしょうか。
漢方では「陽虚(冷え性)が陰虚(ほてり)を呼ぶ」と言います。
「陽」とはその人が持っているエネルギー=熱です。
冷え症はこの「陽」が不足した状態です。これを「陽虚」と言います。
この状態が長く続くと、前回のブログにも書いたように、体内の酵素が働きずらくなり、代謝が落ちます。
すると身体に必要な「血(けつ)、水(すい)=血液や体液(リンパ液、唾液、胃液など)」も作られなくなり不足します。これを「陰虚」といいます。
陰と陽とのバランスがよいと、代謝がうまくいき、必要な所に必要なものが巡るので快適な状態が保たれます。
でも、陽が不足してさらに陰が不足すると、うまく巡らない陽のエネルギー=熱はもともと身体の外や上へあがる性質があるため、「のぼせ、ほてり」という状態になります。
湯舟のお湯をイメージしてください。
しばらく置いておくと、上部は温かいお湯ですが、下部は冷たいですね。
「のぼせ、ほてり」があるということは、身体の芯は冷えている・・・ちょっと難しかったかな。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
のぼせ、ほてりのある方も冷え対策をしてくださいね。
優先順位としては
すぐにできること、「冷たい飲み物は飲まない」ことですね。
氷入りの飲み物はやめましょう。
そしてもう一つ、「湯船に10分以上つかる」…これはお湯の温度を高くしなければきっとできると思います。
少しづつチャレンジしてくださいね。
今日もお読みいただきありがとうございます。
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