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下痢が続く・繰り返す

・外出前になるとお腹が不安になる
・冷えるとすぐ下痢をしてしまう
・検査では異常がないのに下痢が治らない
・年齢とともにお腹の調子が不安定になってきた

下痢は一時的な不調として軽く考えられがちですが、慢性的に続いたり、繰り返したりする下痢は、体からの大切なサインであることも少なくありません。

漢方では、下痢を「腸だけの問題」とは考えず、体全体のバランスの乱れとして捉えます。そのため、下痢止めで抑えるのではなく、下痢を起こしやすい体質そのものを整えていくことを大切にしています。

西洋医学で考える下痢について

下痢は大きく分けて、

  • 急性下痢(感染症や食あたりなど)
  • 慢性下痢(数週間以上続くもの)

に分けられます。

慢性下痢の原因としては、

  • 過敏性腸症候群(IBS)
  • 食事内容や生活リズムの乱れ
  • 自律神経やホルモンの影響
  • 年齢や体力低下

などが挙げられます。

検査では異常が見つからず、「様子を見ましょう」と言われることも多いため、不安を抱えたまま過ごされている方も少なくありません。

漢方からみた下痢の考え方

漢方では、下痢は主に次のような体の状態と関係すると考えます。

胃腸の働きの弱り

疲れやすい、食後に眠くなる、食欲にムラがある方に多くみられます。消化吸収の力が落ちることで、便が形にならず下痢しやすくなります。

体の冷え

冷たい飲食、冷房、冷え性が背景にあると、腸の動きが乱れ下痢につながります。

ストレス・緊張・不安による影響

精神的な緊張や不安が続くと、自律神経のバランスが崩れ、急な腹痛や下痢が起こりやすくなります。外出前や大事な場面で悪化する方に多くみられます。

年齢や体力の低下

年齢を重ねるにつれて腸の働きや体の機能が弱まり、下痢を繰り返すようになることがあります。更年期以降の女性にも多くみられる傾向です。

このように、同じ下痢でも原因は人それぞれ異なります

漢方で下痢を整えるということ

漢方治療の目的は、

  • 下痢を止めることだけでなく
  • 下痢を起こしにくい体の状態へ整えること

にあります。

体質に合った漢方を用いることで、

  • お腹への不安が減る
  • 食事が楽しめるようになる
  • 冷えや疲れやすさも一緒に改善する
  • 緊張や不安などストレスに振り回されにくくなる
  • 睡眠の質が良くなる

といった変化を感じられる方も多くいらっしゃいます。

特に、慢性的な下痢や過敏性腸症候群のように長く悩まれている方には、煎じ薬で丁寧に体調をみながら調整していく方法が向いている場合があります。

漢方相談ではどのようなことを伺うのか

漢方では、下痢の状態だけでなく、

  • 便の回数や時間帯
  • 冷えの有無
  • 食事内容や生活リズム
  • ストレスの状況
  • 睡眠や疲れやすさ

などを詳しくお聞きし、その方に合った処方を考えていきます。

医療機関の受診が必要な場合

下痢の中には、医療機関での検査や治療が優先されるものもあります。

  • 急激な体重減少がある
  • 血便や強い腹痛を伴う
  • 夜間も下痢が続く
  • 発熱を伴う

このような場合は、まず医療機関を受診されることをおすすめします。

下痢を「体質だから仕方ない」とあきらめない

長く続く下痢は、生活の質を大きく下げてしまいます。

漢方では、今あらわれている症状だけでなく、これまでの経過なども伺い整えていくことを大切にしています。

「年齢のせい」「体質だから」とあきらめてしまう前に、一度体全体のバランスから見直してみることで、安心して過ごせる道が見えてくるかもしれません。

お腹の不調でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

代表的な漢方薬

桂枝加芍薬湯
甘草瀉心湯
真武湯
柴胡桂枝湯
柴胡桂枝乾姜湯
参苓白朮散

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