漢方薬の中でも煎じ薬の良いところ

あさコラム/漢方処方について/漢方治療について
  1. ホーム
  2. あさコラム
  3. 漢方薬の中でも煎じ薬の良いところ

漢方薬局あさは漢方薬の中でも煎じ薬を大切にしています。
(煎じることの難しい場合は煎じ代行や粉薬もご用意はございます。)

病院やドラッグストアでも漢方薬が手軽に購入できるようになりました。
それらを上手に使ってお身体が調い元気に過ごせているのなら素敵なことだと思います。

でもどうしてもそれでは改善できない症状があるのも事実だと私は実感しております。
煎じ薬が必要な方、いらっしゃいます。

煎じ薬の良いところ①
煎じているときの香りが心と身体のスイッチになります。
朝起きて、または夜仕事から帰ってきたら、鍋にお水を入れて漢方薬を入れて火にかけます。
しばらくすると、ふぁっと生薬の香りが広がります。
朝だったら、「今日も始まった!」と身体が目を覚まします。
夜だったら、「今日一日お疲れさま」と心と身体が緩んでいきます。
漢方薬は不思議なもので、同じ香りでもその時のあなたの身体に合わせて、オンにもオフにも働きかけてくれます。

煎じ薬の良いところ②
煎じ薬は飲むとじわ~っと身体にしみわたっていきます。
詩人の谷川俊太郎さんは詩集「あたしとあなた」の中の詩の一節で、
・・・詩が からだに 溶けてゆく 漢方薬みたいに・・・
と表現されています。
この詩を読んだとき、私は谷川俊太郎さんは煎じ薬を飲んだことがあったのではないかと思いました。

私は自分の体調が悪い時はいつも漢方薬に助けられています。
(もちろん必要に応じて病院にも行きますよ。)
例えば、
風邪で鼻水が止まらない時、漢方薬を飲むとじわ~っと身体に広がっていくのを感じ、それとともに鼻水が落ち着いていきます。
漢方薬が身体を芯から温めて、私の治そうとする力を後押ししてくれているのだと思います。
そのまま治ってしまうこともあるし、もう少し助けてほしいなと感じた時は追加で服用します。

生理痛の腹痛も助かります。
効果は頓服でも期待できますが、毎日服用することで格段に軽くなります。
もちろん全くなくなることもあります。
この時も漢方薬を服用することで下腹部が温まことを実感します。
血流が良くなり痛みが和らぎます。

下痢の時は、、、
下痢なのに水分を飲んだらお腹がゴロゴロしてトイレに駆け込むことになるのでは?と考えてしまうかもしれませんが、漢方薬は違います。
身体の中の水のバランスを調整してお腹の調子を調え下痢を改善します。

煎じ薬の良いところ③
煎じ薬の原料は「生薬だけ」とシンプルです。
一方、エキス剤や丸薬は形状を調えるために賦形剤を加えたり、加工の過程で煎じ薬にはない熱の加え方がされます。
煎じ薬は余計な工程がなく、生薬そのものの力をしっかり生かせるのが魅力です。
使う生薬もできる限り品質の良いものを選ぶことができます。

もし今まで漢方薬で思うような実感や変化が感じられなかった方は、一度煎じ薬をお試しください。
きっと今までの漢方薬とは一味違うと感じて頂けます♪