(症例47)六君子湯の一例

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毎日、暑い日が続いていますね。
何とか体調を崩さずに夏を乗り越えたいですね。

私はというと、恥ずかしながら、夏バテというか、胃腸が夏にやられてます。
おそらく、暑いので体力を消耗して、身体の機能がおちているところに、
汗をかくので飲み物の摂取量が増えて、消化力が落ちてしまい、
食べても下痢してしまう状態なのだと思います。

う~ん、どうしよう・・・

食欲が落ち、食べても下痢するということは身体は完全にエネルギー不足。
足腰に力が入りません。
大げさかもしれませんが、生きる気力がなくなります。

何とかしたい。

そこで選んだ漢方薬は六君子湯です。
六君子湯の効能は、お腹に力をつけて消化力を助け、身体の中の水のバランスを調えて下痢を改善します。

私の場合は、飲んだり食べたりするとお腹がゴロゴロして、トイレに行きたくなっていました。
漢方薬を飲むと、食べた物がお腹に留まり消化されるようになり、下痢が次第に改善しました。

漢方薬って本当にすごい!、と心の底から思いました。

私が服用したのは煎じ薬ですが、六君子湯のエキス剤はドラッグストアでも販売されています。
緊急を要する方は一度試してみても良いかもしれません。
ぜひ白湯に溶かして飲んでくださいね。
その方が胃腸に負担なく吸収されます。

もちろん、私の症状と似ているから飲んでみた、でも効果がないという場合もあります。
煎じ薬とエキス剤の違いもありますが、症状が似ていてもその方の本来のお身体の強さといいますか、陰陽虚実が違う場合があります。
1~2日服用して良くなる兆しが全く見られない場合は、漢方を専門にしている医療機関にご相談下さい。

夏の胃腸の疲れには何よりも養生が大切です。
特に気をつけてほしいのは炭酸飲料の飲み方です。
炭酸はのど越しが良く、適度な量でしたら胃を刺激するので食欲が増します。
だから食欲が落ちやすい夏には良いですね。
でも胃への刺激が強すぎると、逆に胃を疲労させてしまい、食欲が落ちたり、下痢しやすくなります。
ぜひ胃と相談しながらお飲みください。

実は私、去年より炭酸水を多く飲んでいたことに気がつきました。
飲むのを控えたら、胃腸の調子はぐっと良くなりました。

もちろん、以前からお伝えしている、
・エアコンのついた室内では冷たい飲み物ではなく温かい飲み物を飲む。
・生野菜よりも温野菜を。
・お米も食べましょう。
・夏も湯船につかりましょう。
ということは大事です。

自分の身体は自分でしか守れません。
自分の身体を観察して、自分の身体と対話して、何を望んでいるか考えてくださいね。

まだまだ夏は続きます。
心地よく元気に過ごしましょう。