プレコンセプションケア(妊娠前ケア)の記事を読んで
以前読んだ新聞記事
ずっと心の中にあり、そのことについて、漢方相談を通じて感じていることを書いてみようかなと思いました。
記事の内容は、若い世代の女性に現在の卵巣の状態がわかる検査などをしてもらい、疾患の早期発見、将来の妊娠を考えるきっかけになることを期待するというものでした。
私も、若い世代の女性に現在の自分の身体の状態を把握してもらうことに大いに賛成です。
ただ、検査と並行して、3つ、確認してほしことがあります。
1.女性の身体は常に変化していき、妊娠には適齢期があるということを自覚しているかどうか。
2.冷えは万病のもとであるということ。
冷たいものを飲むとお腹は冷える。
お腹の冷えは次第に子宮や卵巣の機能低下につながるということ。
3.もし、のぼせやほてり、そして手足が温かい(熱い)、という症状があれば、それは冷えの裏返しであるということ。
若い時は、自分が老いていくという自覚がありません。
また、のど越しの良い冷たい飲み物や食べ物を美味しく感じることでしょう。
スポーツや汗をかいた後なら良いです。
でも、冷暖房の効いた居心地の良い場所に過ごしていて冷たいものを飲んでいたら、身体は冷えていきます。
ほてりやのぼせを感じるし、手足が温かいから自分は冷え症ではない・・・と思うかもしれません。
でも、これらの症状は冷えの裏返しです。
身体の芯部、お腹や腰は冷えています。
さらに、胃の不快感(胃痛や胃もたれ、張りなど)、便秘症、下痢しやすいという症状があれば、注意が必要です。
漢方薬局にお越し下さる妊娠をご希望のお客様の多くは、冷えがあります。
自覚していれば良いのですが、中には全く自覚のない方もいらっしゃいます。
もし、プレコンセプションケアに興味のある方で、漢方にも興味のある方は、ぜひ漢方薬局で現在のお身体の状態を漢方的な視点でみてみることをおススメ致します。
西洋医学では測れない身体のことがわかるかもしれません。
これからの生活がより良いものになることを願っています。