妊娠をのぞまれる方へ
このホームページにたどり着いた方の中にはほかの漢方薬局のホームページをご覧になったり、他の漢方薬局にすでに来局されたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
まずは漢方薬局あさの考え方をお伝えしたいと思います。
当薬局では妊娠を望む方専用の漢方薬はございません。
赤ちゃんが授かりにくい原因はお一人お一人異なります。
お一人お一人の現在のお身体の状態や今までの体調の経過をお伺いして、その方に合わせた漢方薬をお作り致します。
・冷えがひどかったら温める漢方薬。
・食事をするとすぐに胃もたれをおこしやすい方は胃を立て直す漢方薬。
・便秘のひどい方には腸の働きを調える漢方薬。
・ストレスで身体が固くなっている方には凝りをほぐす漢方薬。
・生理の状態を調える必要がある場合は、それに対応する漢方薬。
など。
赤ちゃんができにくいなら卵巣や子宮に良い漢方薬を出すのではないか・・・
もしかしたら「腎」の漢方薬のことでしょうか。
もちろん必要な場合は「腎」に良いと言われている漢方薬をお出しすることもあります。
でも…身体はすべてつながっています。
「腎」を良くするには、「腎」だけに働きかけても仕方がありません。
温めること、胃腸の働きを調えること、血流を良くすることなど全てが結果として「腎」の働きを高めることにつながります。
そして心身の状態が調和すると妊娠されます。
もし、一度も婦人科で検査等をされていない場合は、念のため検査をおススメ致します。
西洋医学と漢方医学の得意分野は異なります。
もし西洋、漢方の両方の良いとこどりをしたい場合は、初期の段階で各々を専門に行っている医療機関に行かれて、両方の長所短所を把握されることをおススメ致します。
以前、次のようなお客様がいらっしゃいました。
婦人科に行き検査をしましたが、なにも異常所見は見当たりませんでした。
年齢における妊娠の確率を提示され、ステップを次々に踏んでいきました。
でも妊娠しない・・・着床しない。
体外受精のステップになったとき、ふと漢方はどうなんだろう・・・と思い、漢方薬局あさをみつけて来てくださいました。
検査で異常がなかったのであれば、何かちょっとした身体のバランスの崩れなのかもしれません。とお伝えしました。
腑に落ちたようで、いったん治療を中断して、漢方薬で身体を調えることを選んでくださいました。
しばらくして、妊娠。
西洋医学的に問題がなくても、漢方的にお身体をみた場合、気になることが見受けられることは多々あります。
そのような場合は、先にお身体を調えるという選択肢のあることをぜひ知って頂きたいです。
西洋医学的に異常所見が見つかった場合
西洋医学の治療と漢方薬の併用はできます。
西洋医学の治療の手助けを漢方薬はできますよ。
少しでも気になること、分からないことなどがございましたら、お気軽にご相談ください。
不妊治療に対する考え方は個々の漢方薬局によって違う場合があります。
ご自分に合った漢方薬局をぜひみつけてくださいね。