(症例22)60代女性 会社員 不安感・自律神経の乱れ

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数カ月前から、不安を感じます。

原因はわかっています。

自分で折り合いをつけないといけないと思っていますが、上手につけられません。

漢方薬の力を借りて乗り越えたいのですが、なんとかなりませんか。

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とてもおつらいご様子でした。

原因がはっきりしている。

折り合いをつけるしかないこともわかっている。

不安な気持ちに伴い、お身体に様々な症状が出てきていました。

・寝汗をかくようになった

・手のひらや足の裏にもしっとりとかくことがある

・口が乾く

・ひどいとのどの奥まで乾燥を感じる

・胃の何とも言えない不快感

漢方的に言うと、「氣・血・水」のバランスの乱れが明らかにありました。

このような場合、このバランスの乱れを改善することで、お身体が楽になり、結果として心に余裕ができ、不安感が軽減される可能性があります。

漢方薬をお出しいたしました。

次にご来店されたとき

「飲んでしばらくすると、身体がほんわかしました。」

「継続したら、少しづつ気持ちが落ち着いてきました。」

「睡眠の質が良くなった感じがします。」

現在もご自分の体調に合わせて継続中。

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漢方薬は不眠や鬱、自律神経の乱れの改善などに使うことができます。

でも、効果の出る場合と出にくい場合があります。

表現の仕方が難しいですが、

身体に明かな「氣、血、水」のバランスの乱れのある場合は、

その乱れを改善することで、身体の不調が楽になり、

結果として不眠、鬱、自律神経の乱れを改善できます。

でも、そうでない場合は難しいです。

漢方薬と西洋薬の違い。

西洋薬は、神経に働きかけ、

神経伝達をブロックして神経を鎮める、

神経に刺激を与えて興奮させる、

ことができます。

漢方薬はこのようなことができません。

あくまでも身体に出てきた不調を調えるだけです。

「西洋薬との併用はできますか?」というご質問を受けます。

基本的には問題ありません。

しかし、直接神経に働きかけることのできる西洋薬をお飲みの場合は、

身体に生じる不調が本来の物と異なると考えられるので、

漢方薬の効果を実感しずらいことが考えられます。

お一人お一人改善のプロセスは異なります。

現在のお身体の状況の把握が大切です。

興味を持たれた方は、まずはお気軽にご相談くださいね。

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病名解説 自律神経