こんにちは。
世田谷 桜上水 漢方薬局あさの村上千絵です。
今日は「大寒」、寒かったですね。
私は数日前から風邪をひきまして、今日の寒さはつらかったです・・・。
風邪をひき、どうしようかなあ・・・と思い、飲んだ漢方薬は「桂枝湯(けいしとう)加減」
飲むと体が温まり症状が和らぎます。
そして、また飲みたくなり、服用します。
それを一日繰り返し早めに寝たら、次の日はほぼ完治。
念のためもう一日服用して改善しました。
桂枝湯という漢方薬は実はほぼ食品でできています。
桂皮…シナモンの仲間
甘草…甘味料に使われています
生姜(しょうきょう)…ショウガです
大棗…なつめです。今はあまりなじみがないかもしれませんが以前は庭に植えられていて、どこででも手に入った実です。
芍薬…きれいな花を咲かせる芍薬の根っこを使います。
こんなんで治るの?と思われるかもしれません。
ポイントは「傷寒論」という書物にも書かれているのですが、体調に合わせて、服用量を変えることです。
100㏄飲んで様子を見る。じんわり発汗して良くなったらやめる。
でも汗が出なかったら2時間後に服用。
また汗が出なかったら2時間後に服用・・・・これを繰り返す。
とてもマイルドで優しい漢方薬だからこそ、服用の仕方が大切です。
さらに服用後、漢方薬を効果的に効かせるために、おかゆを食べなさい、とか一枚多く布団をかけなさい、消化の良いものを食べなさい・・・などと養生法も書かれています。
仕事やキャンセルできない用事があるときは、解熱剤などで熱を下げて無理をせざる負えないかもしれません。
でも、もし機会があったら、ぜひ漢方薬+養生法で風邪を改善してみてくださいね。
すっきり、本当にびっくりするくらいすっきり気持ちよく改善しますよ。
***注意***
服用量については、漢方に詳しい医師、薬剤師の指示に従ってくださいね。
風邪薬の種類、お客様の状態によって、異なります。
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