漢方の「血(けつ)」とは。

あさコラム/漢方治療について
  1. ホーム
  2. あさコラム
  3. 漢方の「血(けつ)」とは。

こんにちは。

世田谷区桜上水、漢方薬局あさの村上千絵です。

今日は先日お伝えしていた「氣、血、水」の「血(けつ)」についてです。

「氣」は先日お話したので、今日は「血」についてです。

「血」は、血液、栄養という意味があります。

そして、血の不足した状態を「血虚(けっきょ)」、

血の滞った状態を「お血(おけつ)」といいます。

血虚の状態だと、疲れやすい、皮膚が乾燥する、髪のつやがなくなる、めまい・たちくらみが生じやすい、生理の間隔があく、眠りが浅い、

お血の状態だと、便秘しやすい、生理の間隔が狭い、吹き出物ができやすい、目の下のくまができやすい、肩こりがある、頭痛がおきやすい、傷が治りにくい

といった症状がでやすいです。

漢方では、血虚の人には、血を補うものをお出しします。

当帰、地黄などの生薬の入ったものを選ぶことが多いです。

お血の人には血液の流れを改善するものをお出しします。

牡丹皮、桃仁などの生薬の入ったものを使うことが多いです。

また、食生活もとても大切です。

血虚の人には栄養をしっかり補うために、レバーや赤身のお肉、色の濃い野菜を食べてほしいです。

お血の人には、野菜をしっかり食べる、また血を汚すジャンクフードや甘いものは控えてほしいです。

そして、血液が生まれ変わるサイクルの3~4カ月をまずは一つの目安に体調の変化をみてほしいです。

女性の9割は隠れ貧血と言われています。

健康診断で異常がないと言われても、上記の症状があったら、「血虚」「お血」かもしれません。

お気軽にご相談くださいね。

お読みいただきありがとうございます。

よくあるご相談 生理不順 / 不妊 / にきび / 頭痛 / 疲労 / めまい / むくみ / アレルギー / 不眠 / 胃痛