漢方の「水(すい)」とは。

あさコラム/漢方治療について
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こんにちは。

世田谷区桜上水、漢方薬局あさの村上千絵です。

朝からしとしとと雨が降っていますね。

昨日から湿気がすごいですが、お身体つらくないですか。

昨日に引き続き、「氣、血、水」のお話です。

「氣」、「血」と進んだので、今日は「水(すい)」。

「水」は血液以外の体液を指します。

涙、尿、リンパ液、汗、唾液などです。

梅雨時期の、まさに今の季節。

この「水」の存在をとても感じていることと思います。

だるい、めまい、たちくらみ、頭痛、むくみ、尿が近い、胃腸の調子が悪い、関節の痛み・・・

こんな症状ありませんか?

これは、体の中の「水」が滞ることによって生じた症状です。

「水毒(すいどく)」、「水滞(すいたい)」などといいます。

症状の中には「氣」「血」のところでも出てきたものがありますよね。

人間の体はロボットではありません。

いろいろな状況がからみあって症状はでてきます。

気滞、水毒が混ざっていたとしたら、どちらの滞りから症状が出ているのか・・・を判断する必要があります。

この時期、なぜ「水毒」の症状が出てきやすいのでしょうか。

主な原因は3つです。

・普段行っている自然発汗が行われにくくなる。

・暑くなり冷たいものを食べるようになる。

・クーラーで冷える。

夏だけど、冷え対策をしっかりと行うことが大切です。

「水」には「氣」「血」のように、「水」の量の不足という状態もおこります。

「陰虚(いんきょ)」と言います。

ほてり、口の渇き、肌の乾燥  などです。

「水」を巡らせる力をつけることで改善します。

今は「水毒」の症状の出やすい時期です。

消化の良いものを食べ、クーラーの設定温度は高めにして、体をいたわってお過ごしくださいね。

お読みいただきありがとうございます。

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