こんにちは。
世田谷区桜上水、漢方薬局あさの村上千絵です。
今日は先日お伝えしていた「氣、血、水」の「血(けつ)」についてです。
「氣」は先日お話したので、今日は「血」についてです。
「血」は、血液、栄養という意味があります。
そして、血の不足した状態を「血虚(けっきょ)」、
血の滞った状態を「お血(おけつ)」といいます。
血虚の状態だと、疲れやすい、皮膚が乾燥する、髪のつやがなくなる、めまい・たちくらみが生じやすい、生理の間隔があく、眠りが浅い、
お血の状態だと、便秘しやすい、生理の間隔が狭い、吹き出物ができやすい、目の下のくまができやすい、肩こりがある、頭痛がおきやすい、傷が治りにくい
といった症状がでやすいです。
漢方では、血虚の人には、血を補うものをお出しします。
当帰、地黄などの生薬の入ったものを選ぶことが多いです。
お血の人には血液の流れを改善するものをお出しします。
牡丹皮、桃仁などの生薬の入ったものを使うことが多いです。
また、食生活もとても大切です。
血虚の人には栄養をしっかり補うために、レバーや赤身のお肉、色の濃い野菜を食べてほしいです。
お血の人には、野菜をしっかり食べる、また血を汚すジャンクフードや甘いものは控えてほしいです。
そして、血液が生まれ変わるサイクルの3~4カ月をまずは一つの目安に体調の変化をみてほしいです。
女性の9割は隠れ貧血と言われています。
健康診断で異常がないと言われても、上記の症状があったら、「血虚」「お血」かもしれません。
お気軽にご相談くださいね。
お読みいただきありがとうございます。
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