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漢方薬でできること

自分のライフスタイルの中で、症状を上手にコントロールして過ごせているのであれば、素晴らしいと思います。

・夜中にかきむしってしまう
・無意識にひっかいて、血が出るほど肌を傷つけてしまう
・常にかゆみを感じ、ストレス
と、生活に支障を感じ、おつらい思いをされていたら、
ぜひ一度ご相談ください。
漢方薬がお力になれるかもしれません。

現在病院で治療をされているのであれば、病院での治療との相乗効果が期待できるかもしれません。
薬を長いこと使用している場合は、保湿剤のみでの生活が可能になるかもしれません。

漢方薬ができること。
大きく2つあります。

1つ目。
アトピー性皮膚炎の場合、治ったと思ってもまた症状が出てきます。
それは身体の中に、アトピー性皮膚炎を生じさせる火種があるからです。
この火種はその人の体質と深い関係があります。
漢方薬で体質を調えることで、この火種を小さくしていくことができます。

2つ目。
アトピー性皮膚炎の症状が出ているときは、直接症状を軽減することができます。
そのことにより、薬の使用頻度を減らしていくことができるかもしれません。
薬の減薬については、かかりつけの先生に皮膚の状態を確認していただきながらになります。

アトピー性皮膚炎改善への道のりは、お一人お一人全く異なります。
まずはぜひご相談ください。
お話を伺った上で改善への道筋をお話させていただきます。
そして、やってみよう!とお考えになられたら、一緒にがんばりましょう!

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎はかゆみのある湿疹が慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
一般的に半年以上続くと慢性と判断されます。
アトピー性皮膚炎では皮膚のバリア機能が弱くなっています。
外界からの刺激に対してアレルギー性の炎症を引き起こしやすくなっています。
さらに、かゆみを感じる神経が皮膚表面にまで伸びてきており、かゆみを感じやすくなって搔いてしまいます。
掻くことによって皮膚のバリア機能が低下するという悪循環に陥ります。

外界からの刺激には
・ダニ、カビ、ホコリ
・ひっかく、こする
・化学物質(石鹸、化粧品、金属、消毒薬)
・汗、皮脂の汚れ、紫外線
などが考えられます。

その他にアトピー性皮膚炎を引き起こす原因として
・もともとの体質(喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどの症状がある、またはご家族にいらっしゃる)
・ストレス、疲労などで免疫が不安定になっている
ことが関係していると考えられています。

まず、日々の生活の中では、
・部屋の掃除
・皮膚を清潔に保つ
・紫外線対策をする
・石鹸や化粧品の見直し
をしてみましょう。

また、皮膚の刺激を受けにくくするために、皮膚をしっかりと保湿しましょう。
漢方薬局あさでは、刺激の少ない保湿に優れた化粧品をおススメしています。

それでもなかなか改善の難しい場合は、ぜひ一度ご相談ください。

漢方的な視点からお身体をみさせていただくことで、改善の糸口のみつかることがあります。

お一人お一人に合わせた漢方薬の調合をさせて頂きます。

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