青白い顔で、「疲れが取れません」とおっしゃいました。
手先、足先も冷たく、漢方でいう、虚の虚ではないかと思いました。
お話を伺うと、子供のころから人付き合いが苦手です。
いつも不安でたまらないということでした。
お子さんを通して、どうしても苦手なお母さん同士のお付き合いをせざる負えなく、とうとう疲れてしまったご様子でした。
お身体のご様子を伺うと、身体の緊張が強いことがわかりました。
不安から、いつも身構えてしまい、身体が緊張している。
緊張が強いため、首こり、肩こりはもちろんですが、お腹がカチカチに硬いです。
身体の緊張からくる血行不良により、この患者様は手先足先が冷たくなり、顔も青白いのではないかと考えました
身体の緊張=筋肉の緊張…芍薬甘草湯をベースに漢方薬をお作り致しました。
3か月ほど服用して頂くと、少しずつお腹が柔らかくなっていきました。
それとともに、睡眠の質が良くなり、疲れもとれていきました。
次第に笑顔が増え、血色の良い顔色になりました。
心身一如・・・心と身体はひとつ、ということを実感した症例です。
心が身体を作る。
身体が調うと、心も調う。
お身体がおつらい時はもちろんですが、心がちょっと疲れてしまったときも、ぜひご相談ください。
身体が調うことで、心が調い、元気になりますよ♪