(症例)30代女性 生理痛、過多月経 会社員

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(症例)30代女性 生理痛、過多月経 会社員

とにかく生理痛がおもいです。
生理のたびに2日間くらい、鎮痛剤を3~4回/日服用します。
痛くなってから鎮痛剤を服用すると効果が出るまでに時間がかかります。
だから、いつも「今日は痛くなりそう・・・」と感じたら、早目に服用します。
それでも、痛みはあります。
とにかく痛みを和らげたいです。
そして鎮痛剤の服用回数を減らしたいです。

生理の量も多いです。
生理の量も減らせたら嬉しいです。

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過多月経と生理痛の強さは密接に関係しています。
一番の原因は「血流の悪さ」です。
その背景には冷えがあります。

「便秘や下痢はありませんか?」
と伺うと、
「下痢しやすいです。それに、夏場は常に軟便です。」

子宮の周りには大腸があります。
大腸は約1.5mの長さがあります。
下痢や軟便が多いということは、
1.5mの大腸の働きが弱い=冷えがあるということ。
大腸の冷えは子宮も冷やし、子宮の働きは低下します。

さらに、尿の回数を伺うと、やはり近いとのこと。
膀胱も冷えています。

血流が悪いと、どうして生理痛と過多月経になるのでしょうか。

生理は子宮内膜が剥がれ落ちて生じます。

子宮が冷える
→子宮全体の血流が悪くなる
→子宮の内膜が硬くなる
→子宮の筋肉も硬くなり冷たくなる
→生理の際に子宮内膜がスムーズにはがれず、粘膜に余計な傷ができてしまう
→組織が深く傷つけば、出血も多くなる
→過多月経になります。

子宮からの出血は子宮が収縮することでしか止めることができません。
子宮は無駄に血液が失われないようにするために、
収縮する力を強くしたり、
収縮回数を増やします。
これが生理痛の原因です。

子宮収縮がうまくいかなければ、出血が止まりにくくなり、このことも過多月経の原因になります。

過多月経と生理痛の痛みがひどい方の中には、
生理がだらだらとはじまり、
だらだらと終わる方がいらっしゃいます。
これは子宮の収縮がうまくいっていない原因です。

過多月経、生理痛の症状の改善は、
「冷えを改善し、血流を調えること」です。

この方の場合、
漢方薬の服用を始めてすぐに実感できことは、
生理の時のレバー状の塊が減ったことです。
そして、鎮痛剤の効きが良くなったそうです。
また、だらだら始まっていた生理が、すぐに始まるようになったそうです。

これらの症状は子宮の血流が改善されているから状だと考えられます。

そして、さらに下痢の頻度も減りました。

目標は生理痛、過多月経の改善ですが、漢方薬の働きは子宮にとどまりません。
子宮の働きと関わりのある部分にも働いてくれます。

だから、身体全体の機能が調います。

まだまだ道のりは長いと思いますが、服用を続けて頂く、そして冷え対策をして頂くことで、鎮痛剤を次第に減らしていけると考えています。
鎮痛剤は痛みを止めますが、解熱作用があるため身体を冷やします。
服用しないに越したことはありません。

ご相談の中で体調を確認しながら、しっかり効果が出るように努めていきたいと考えております。

master

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