
口の周りのにきびが気になります。
小さいものがポツポツとできて、治ってもすぐにできて…の繰り返しです。
化粧で隠していますが、マスクにファンデーションがつくし、
改善したいです。
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この方のにきびは、小さく、白っぽいニキビです。
なくなることもないけれど、ものすごく悪化することもないような状態です。
炎症(赤味や熱感、化膿)のあまりないニキビは、胃腸が弱いとできやすいです。
体質面を伺うと、食べたものがいつまでもお腹に残っている感じがするということでした。
胸やけもあります。
めまい、立ちくらみはありませんか…と伺うと、あります、と。
夕方になると目が回ることも。
全体的な肌の状態は乾燥気味です。
肌の栄養は血液です。
胃腸が弱いため、消化吸収力が低下していて、良い血液が作られないため、肌が乾燥していると感じました。
肌は乾燥すると潤そうと皮脂腺が刺激され皮脂が分泌されます。
それがアクネ菌のエサとなり、にきびができます。
特に口周りは乾燥しやすい場所です。
乾燥による皮脂の過剰分泌がニキビの原因だと考えられました。
胃腸を立て直し、良い血液を作り全身に巡らせる=肌が潤う=にきびができずらくなる
と考えて、漢方薬をお出ししました。
1か月後
お腹の不快感がほとんどなくなりました。
2か月後
にきびができずらくなっていることが実感できるようになりました。
3か月後
調子が良いので、少しづつ漢方薬の服用量を減らしていくことにしました。
そのまま、半年ほど継続いただいて、廃薬。
胃腸の弱い方の場合は、仕事量が多かったり、過度のストレス、食事の不摂生などで、また調子の悪くなる場合があります。
そのこともお伝えして、ひどくならないために一番大切なことは、
「身体のメンテナンスは、夜、寝ているときしかできません。
睡眠をしっかりとってくださいね。」
と、お伝えしました。
そして、ひどくなりそうと感じたら、早めに薬局にお越しくださいと。
ひどくなってからだと、改善に時間がかかります。
・ずっとあるにきび
・繰り返すにきび
で、お悩みの方、ぜひご相談くださいね。