漢方薬と西洋薬の違い…木で例えると

あさコラム/漢方治療について
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こんにちは。

世田谷区桜上水、漢方薬局あさの村上千絵です。

漢方薬と西洋薬の違いを「木」を使ってお話してみたいと思います。

私たちの健康な身体を一本の木に例えます。

根をしっかりと張り、幹も太く、養分を運ぶことができます。

でも、根が弱ったり、養分を運ぶ経路が傷ついたり、詰まったりすると、木の隅々まで養分を運ぶことができません。

人でいうと根が弱るのは、ストレス、食生活の乱れ、生活スタイルです。

養分を運ぶ経路が傷ついたり詰まるのは、血液循環の悪いことを示します。

漢方薬の役割は、下の図の通りです。

根っこを強くして、養分を運べるようにお手伝いをして、症状を改善するのが漢方薬の働きです。…だから体質改善ができます。

西洋薬は枯れた葉っぱ(症状)に直接働きかけて、葉っぱを取りのぞきます。

例えば、痛みがあれば、痛みの神経を麻痺させて、痛みを改善します。

「漢方薬って効き目が出るまでに時間がかかるでしょう。効いているのか心配になるんです。西洋薬はすぐに結果が出るから効いているか効いていないかがすぐわかるけど。」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

でも、そもそも、アプローチをする場所がちがうんですね。

そして、症状を改善するうえで一番大切なことは「養生」です。

木の根っこを弱らせるような、生活スタイル、食事、飲み物は改善しないと、なかなか元気になりません。漢方薬の効き目も実感しにくくなってしまいます。

自分の身体を立て直すことができるのは、自分だけ。

今はその力が少し弱くなってしまっているだけ。

それを漢方薬がサポートし、最終的には漢方薬の手助けもいらなくなる、そのようなお手伝いができるよう、努めております。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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