生理痛に当帰建中湯

あさコラム/漢方処方について
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こんにちは。

世田谷区桜上水、漢方薬局あさの村上千絵です。

朝は風が強くて「春の嵐」という感じでしたが、次第に落ち着きホッとしましたね。

今日は生理痛で良くなった人の症例をご紹介させていただきます。

子宮内膜症があり、毎月ひきつれるような痛みがありつらい方でした。

それが、「当帰建中湯」という煎じ薬を飲み始めてすぐにきた生理の時から全くなくなりました。

すぐに効果のあった症例なので、書くことがこれしかないのですが、引きつれて痛む症状はその引きつれを改善する「芍薬・甘草」という二味の組み合わせが必要です。

あとは「当帰」。当帰という生薬は白いきれいな花を咲かせるんですよ。

この生薬は体を温め血液循環を改善してくれます。この働きが芍薬・甘草の働きをさらに助けます。

この漢方薬は、やはり漢方薬名に「湯」とつくので、しっかりと煎じて温かい状態で服用することが大切です。

この方も三日分まとめて煎じては、きちんと服用してくれました。

漢方薬を煎じる行為は自分に手間をかけること=自分を大切にすること。

自分に「お疲れさま」という時間を持つのも良いのではないかな…と思います。

もちろん「疲れて仕方がない!」というご相談の方は難しいと思います。

そのような方には、こちらで煎じ代行させていただきます。

「煎じ薬」の良さを多くの方にひろめたいな・・・と思っています。

お読みいただきありがとうございます。