
動悸がする、
そわそわする、
不安感が強い
電車でパニックになったらどうしよう
美容室でずっと座っていられるかな…
こんなご相談を受けることがあります。
これらの症状は「心の問題」ととらえられがちですが、そうともかぎりません。
ぜひ一度ご相談ください。
東洋医学(経方漢方)の視点からお身体をみることで、解決の糸口がみつかるかもしれません。
患者様の中には、「自分の心が弱いから…。」とあきらめている方もいらっしゃいます。
これからご紹介する方もそうでした。
主訴は「胃腸を丈夫にしたい」でした。
でも、気が付いたら混んだ電車に乗れるようになっていた…と、大変喜んでくださいました。
(症例)40代女性 胃腸を強くしたい、不安感が強いのを治したい 会社員
以前、ストレスから食べれなくなったことがあります。
それ以来、少し食欲がなくなったり、胃もたれを感じると、また同じことがおこるのではないかと不安になります。
ご来局時の胃のご様子は
時間が来れば空腹感は感じるけどお腹の張りがあり、一人前を食べれない
食べようと思えば食べれるときもあるけど、その後に胃の重たさを感じ、それが続くのがつらい
改善したい症状は、
・胃もたれを改善して消化力をつけたい
・お腹の張りを改善したい
・胃の症状で不安になりたくない
漢方薬をお出しするにあたり、治したい症状以外に、今までの既往歴や現在のお身体の状態(睡眠の状態、冷えの状態、汗の有無、大小便など)を把握する必要があります。
既往歴を伺った時に、以前パニック障害になったことがあり、今は減薬中とのことでした。
改善したい症状について、
なぜ、胃もたれが生じるのか
なぜ、お腹が張るのか
という点を考えて漢方薬を作りました。
服用を始めて1週間
げっぷが出なくなった
口の中が荒れなくなった→いつも荒れていたので自覚がなかった。口の中がすっきりしたことで、荒れていたことに気がついた
服用を始めて3週間後
消化の良いものを食べる分には胃もたれがおきなくなった
お腹のはりが今までの半分以下になり、今まで以上にはっきりと空腹感を感じるようになった
・・・そして、患者さまから
「実は時々動悸があり、それもあって西洋薬の減薬が進んでいなかったのですが、さらに減薬できました!」
との報告を頂きました。
3か月後、お腹の調子は良い状態が続いているため、漢方薬の減薬をご提案しようとしたところ、
「ずっと電車に乗るのが不安でした。
乗るとしても各駅停車にして、空いている時間帯にしてました。
でも、この間、どうしても混んでいる電車に乗らなくてはならない状況になりました。
仕方なく乗ったのですが、乗ってみたら、全く問題なく落ち着いていられました。
ここ数カ月の中で変わったことといったら漢方薬を飲み始めたことだけです。
たぶん漢方薬のおかげです。
考えてみたらよく眠れるようになっているし・・・。
胃腸のためと思っていたけど、このようなことにも効果があるのですね。」
と、おっしゃってくださいました。
心身一如、心と体は一つ
心の問題とされていることの中には身体の機能の乱れが根底にあるものもあります。
そこに焦点を当てた治療は漢方薬で行うことができます。
もしよろしければ、まずはぜひご相談下さい。
心の部分だけでなく、お身体の状態、今までの既往歴等をお伺いしたうえで、漢方治療でできることをご提案させて頂きます。