先日の漢方相談から・・・
・食べるとすぐにお腹が痛くなる
・そして、下痢をしてしまう
という、患者様。
漢方薬をお飲み頂き、食事は消化の良い物、温かい物にして頂きました。
その甲斐が合って、改善が見られました。
でも、先日いらっしゃったとき
「ここのところ、またお腹が痛くなる頻度が増えました。
下痢の時もあります。」
とおっしゃいます。
お身体の状態を、再度詳しく確認させていただきました。
特に以前と大きい変化はありません。
そこで、食事の内容を伺いました。
消化の良い物を気をつけて召し上がっています。
飲み物も温かい黒豆茶。
問題なさそうです。
そして、最後に、「風邪予防にみかんを食べています。」とおっしゃいました。
「どのくらいの量を食べてますか?」
「夕食の後に2個食べています。」
「もしかしたら、お腹の痛みや下痢の原因の一つにみかんがあるかもしれません。
2個食べているのでしたら、まずは1個にして下さい。」
と申し上げました。
後日メールが来て、1個にしたら、腹痛も下痢もなくなったとのことでした。
食事の摂り方、内容はとても大切です。
そして、良かれと思ってやっていることの中に、他の人にとって良いことが、自分にとっては好ましくないことがあります。
みかんは冬の旬の果物です。
そして、春もまだまだ伊予柑などの美味しい柑橘類が旬を迎えます。
柑橘類はビタミンC、食物繊維が豊富に含まれており、風邪予防、免疫力を高める効果が期待できます。
でも一方で、食物繊維が豊富で水分量が多いために、人によっては消化に負担がかかったり、下痢をおこしやすくなります。
胃腸がデリケートな方は、ぜひ少量から食べるようにしてくださいね。