低体温、冷え症を改善しよう!

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低体温は、一般的に36度以下を指します。

冷え症は、他の人は平気な場所で自分だけ冷えを感じる場合などを指します。

ですから冷えを感じても体温は36度以上です。

ただ、冷えが慢性的になると低体温になる可能性が高いので、注意が必要です。

私たち人間の理想の体温は何度だと思いますか。

理想は36,5度です。

この体温は、身体の機能を維持するために働いてくれている酵素が最も働きやすい温度と言われています。

もし平熱が36.5度以下になると、酵素の働きは低下していることが考えられます。

冷え、食欲低下、睡眠の質の低下、頭痛、便秘、下痢、生理不順、更年期障害など身体の不調の原因になる可能性もあります。

体温低下(冷え)の原因は3つ考えられます。

1.筋力低下(筋肉は熱を生み出します)

2.ストレス、緊張しやすい

3.冷たい飲み物の摂りすぎ

3は物理的に身体を冷やして、冷え、低体温の状態を作り出しています。

1.2はこの原因のため、血行が悪くなり低体温(冷え)になります。

家でできること

1.冷たい飲み物はやめ、人肌以上の温かい飲み物を飲むようにしましょう。

2.筋力をつけるためにスクワットをしましょう。→筋肉の70%は下半身にあります。

3.湯舟につかりましょう。(顔からほんのり汗がではじめたら、身体の芯まで温まっています)

4.ストレス緩和(GABAの多い食品)を助ける食べ物を食べましょう。

(納豆、漬物、キノコ類、カボチャ、ジャガイモ、とまと など)

これらをやってもなかなか改善しない方は、ぜひご相談くださいね。

改善しない理由として考えられること

1.筋肉をつけるには運動+筋肉の栄養である血液が巡ることが必要です。

運動をして血流もすぐに良くなれば良いのですが、長いこと運動をしてなかったり、筋肉量が少なすぎる場合は、手助けが必要となります。漢方薬は強い味方になります。

2.胃腸の消化吸収力が弱い。

どんなに良いものを食べても胃腸の働きが低下して栄養が吸収されなければ、良い血液は作れません。質の良い血液を作るために胃腸を温め働きを促していく手助けが必要になります。そこで漢方薬の出番です。

3.もともと不安感、緊張しやすい、動悸、のぼせなどがある方の場合は、これらの改善の漢方薬を飲むことで、低体温、冷えも同時に良くなります。

暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きます。

空気は春へ変わり始めていますが、地面はまだまだひんやりしてます。

足元の冷えに気をつけましょう。