(症例12)31歳女性 会社員 不妊症

あさコラム/参考症例
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赤ちゃんが欲しいです。

三年前から望んでいます。

病院ではホルモンの分泌量が足りないといわれ、ホルモン剤を出されました。

でもかえって生理周期が乱れてしまいました。

この治療は自分に合っているのかなあと疑問に思いました。

そして、漢方はどうかなと思い、来局しました。

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もう少しお話を詳しく伺いました。

特にここ数年仕事がものすごく忙しく、生活のリズムが乱れていたそうです。

疲れやすく、寝ても疲れが取れません。

生理自体は周期的にきていますが、高温期が短いです。

ご様子から、身体がいつも緊張しているように感じました。

了解を得て、お腹の張り具合などもみさせていただきましたが、とても硬いと感じました。

不妊症でのご相談の場合、多くが「血を補う」「血の巡りを調える」ことをしますが、この方の場合は、まずこの身体の硬さをとることが大切だと考えました。

そこで、漢方薬を2種類お出ししました。

・煎じ薬で身体の硬さを摂っていく漢方薬

・粉薬で血の巡りを調えていく漢方薬

です。

一か月お飲み頂くと、だいぶ硬さがとれてきました。

そこで、血流を調える漢方薬をメインにするために、煎じ薬と粉薬を逆にしました。

二か月後、病院のホルモン剤をご自身の判断でやめたところ、生理が遅れているとのことでした。

お身体の状態は良い方向に向かっていると感じられました。

お腹も適度な柔らかさになっています。

煎じ薬、粉薬共に血流をメインにした漢方薬にしました。

これを三カ月続けて頂いたところ、妊娠されました。

不妊症の原因はお一人お一人違います。

西洋医学的には「ホルモンが足りない」のだとしても、ホルモンが不足することになった原因は違います。

・身体の緊張で血流が悪くなりホルモンの働きが低下している

・冷えで血流が悪くなりホルモンの働きが低下している

・「血の量と質」が悪く、ホルモンの働きが低下している

など漢方的な視点から考えるといくつかのパターンがあります。

それに合わせて、漢方薬を的確に選んでいくことで、妊娠しやすい体つくりができると考えられます。

漢方薬局あさではお一人お一人にあわせた漢方薬の選択で妊娠されています。

この方は2種類の漢方薬が必要だと考えたので2種類お出ししましたが、1種類の方もいらっしゃいます。

ご相談の中でお話しを伺わせていただきながら、お一人お一人にあったご提案をさせていただきます。

よくあるご相談 生理痛 / 生理不順 / 不妊 / 頭痛 / めまい / 自律神経 / 下痢・敏性腸症候群 / 冷え
詳しくは病名解説・症例をご覧ください。