漢方相談とは

あさコラム/漢方治療について
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こんにちは。

世田谷 桜上水 漢方薬局あさの村上千絵です。

今日は「漢方相談」についてお話したいと思います。

「漢方相談」…いきなり見ず知らずの人に相談するのって、勇気がいりますよね。

それに、面倒くさい!と思われるかもしれません。

西洋医学が主流の病院では数分の診察なのに、なんで漢方薬局では何十分も話をしなきゃいけないの?と思われるかもしれません。

一般的に西洋医学は身体を「部分」でみるけど、漢方は身体を「まるごと」みるといいます。

木でいうと目で見える表面の葉っぱをみるのが「西洋医学」

なかなか表面からは見えにくい根っこの部分をみる(みようとしている、感じようとしている)のが「漢方医学」

だと考えられます。

漢方医学は人体解剖がなされるずっと前に生また医学です。

葛根湯や多くの女性に飲まれている当帰芍薬散は2000年以上前に既に作られ、使われていました。

身体の仕組みがわからない中で、

つらい症状を聞き、

表面から目で見て、感じとり、

日常生活でのご様子を伺い(体質面、食事、日中の活動の様子)

今目の前の人の身体の中で何が起きているのかを想像する・・・そして、漢方薬を組み立てる

この作業を繰り返し、2000年以上の時を経て、今も使われ続けているのが漢方の考え方、人の見方、漢方薬です。

私たち漢方薬局の薬剤師が行っているのは、今も変わらずこの作業をやっています。

そんなに時間をかけてみてもらい、漢方薬を考えてもらうのでは、買わないと悪いよね・・・と思うかもしれません。

他の漢方薬局はわかりませんが、漢方薬局あさでは、ご相談のみでもかまいません。

もちろん漢方相談をする上では、漢方薬を漢方薬局あさでご購入いただくことが前提の上でご相談させていただきます。

でも、私とお話頂く中で、納得いかない、考えているのとちょっと違った・・・と思われたのであれば、ご購入されなくて大丈夫です。

心の中がもやもやされてご購入された漢方薬は効果が半減します。

もちろん、ご相談料はいただきません。

漢方相談…面倒くさいかもしれません。

でも、漢方薬をご購入されたお客様のご様子をみていると、このことがきっかけとなりご自身の身体をよく観察されるようになり、ちょっと上から目線の言い方になりますが、日常生活を丁寧に送られるようになられていると感じます。

病院に行かれ、そこでの診察、治療で満足な結果が得られているのであれば、良いと思います。

でも、もし何か引っかかることがあるのであれば、ぜひ漢方薬局も一つの選択肢にいれて頂きたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございます。

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詳しくは病名解説・症例をご覧ください。