40代、50代、60代以降の女性の「のぼせ、ほてり」に注意!

あさコラム/婦人病
  1. ホーム
  2. あさコラム
  3. 40代、50代、60代以降の女性の「のぼせ、ほてり」に注意!

こんにちは。

世田谷 桜上水 漢方薬局あさの村上千絵です。

先日書いたブログ(冷え、低体温と消化力)の続きです。

のぼせやほてり…それは冷えが進行した状態です。

以前は冷え症だったけど、最近はそれほど感じなくなった…も冷えが進行しています。

更年期の40代以降ののぼせやほてりもそうです。

これはどういうことなのでしょうか。

漢方では「陽虚(冷え性)が陰虚(ほてり)を呼ぶ」と言います。

「陽」とはその人が持っているエネルギー=熱です。

冷え症はこの「陽」が不足した状態です。これを「陽虚」と言います。

この状態が長く続くと、前回のブログにも書いたように、体内の酵素が働きずらくなり、代謝が落ちます。

すると身体に必要な「血(けつ)、水(すい)=血液や体液(リンパ液、唾液、胃液など)」も作られなくなり不足します。これを「陰虚」といいます。

陰と陽とのバランスがよいと、代謝がうまくいき、必要な所に必要なものが巡るので快適な状態が保たれます。

でも、陽が不足してさらに陰が不足すると、うまく巡らない陽のエネルギー=熱はもともと身体の外や上へあがる性質があるため、「のぼせ、ほてり」という状態になります。

湯舟のお湯をイメージしてください。

しばらく置いておくと、上部は温かいお湯ですが、下部は冷たいですね。

「のぼせ、ほてり」があるということは、身体の芯は冷えている・・・ちょっと難しかったかな。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

のぼせ、ほてりのある方も冷え対策をしてくださいね。

優先順位としては

すぐにできること、「冷たい飲み物は飲まない」ことですね。

氷入りの飲み物はやめましょう。

そしてもう一つ、「湯船に10分以上つかる」…これはお湯の温度を高くしなければきっとできると思います。

少しづつチャレンジしてくださいね。

今日もお読みいただきありがとうございます。

関連記事
病名解説 更年期障害

よくあるご相談 生理不順 / 不妊 / 頭痛 / めまい / 自律神経 / 下痢・敏性腸症候群 / 冷え
詳しくは病名解説・症例をご覧ください