低体温と消化力

あさコラム/病気を防ぐ/養生1
  1. ホーム
  2. あさコラム
  3. 低体温と消化力

こんにちは。

止んでいた雨からしっかり本降りになってしまった・・・と思ったら急に晴れてきた桜上水です。

今日は低体温について書いてみようかなと思います。

低体温は良くない・・・なんとなくわかるけど理由がわからない人もいらっしゃるのではないでしょうか。

ポイントは「36.5度」です。

私たちの身体は生命を維持するために体内でいろいろな活動をしています。

わかりやすい例でいうと食べたものを消化することもその一つです。

消化するにはたくさんの酵素が働きます。

肉や魚を分解するにはたんぱく質分解酵素、

脂肪や油を分解するには脂肪分解酵素、

などが関係しています。

口の中を潤してくれる唾液の中にも消化酵素が含まれています。

そして、これらの酵素が一番よく働いてくれる温度は、36.5度です。

酵素にはいろいろな種類があります。
食べ物の消化を助ける以外に、
ホルモンをつくるときに必要な酵素
自律神経の働きを助ける酵素などです。

もし体温が36.5度以下、ましてや36度以下だったとしたら、これらの働きがすべて効率悪くなります。
それが結果として、様々な身体の不調につながります。
低体温になる原因にはいろいろあります。
その中でも低体温にならないようにするためにすぐにできることがあるので、ご紹介します。

今からすぐにできること。

*冷たい飲み物を飲むのをやめましょう。

*「首」とつく身体の部位は冷やさないようにしましょう。
*運動不足を自覚されている方は、一日10分で良いので、ストレッチ、筋トレをしましょう。(私は動画を見ながら頑張っています♪)

*毎日湯船につかるようにしましょう。

・・・ここで注意です・・・

「湯船につかることが良いのは分かっている・・・でも、のぼせて湯舟につかれない・・・」

のぼせは実は冷えが進行した状態の場合もあります。

以前は冷え症だったのが最近冷えを感じなくなって・・・これも冷えが進行している可能性があります。

あとは、更年期ののぼせ、50代、60代以降ののぼせや頭からの汗も実は身体の「芯」の冷えが深く関係していることがあります。

このことはまた明日以降に書かせていただきます。

午後も良い時間をお過ごしくださいね。

お読みいただきありがとうございます。

世田谷 桜上水
漢方薬局あさ
村上千絵

よくあるご相談 生理痛 / 生理不順 / 不妊 / 頭痛 / めまい / 自律神経 / 下痢・過敏性腸症候群 / 冷え


twitter 配信中

関連記事

病名解説 冷え症(冷え性)
病名解説 生理不順
病名解説 不妊症
病名解説 更年期障害

詳しくは病名解説・症例をご覧ください。