(症例8)40代女性 会社員 目の周りのかゆみ

あさコラム/参考症例
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社会人になって仕事を始めて3年目くらいから目頭のあたりがかゆくなり、荒れるようになりました。
皮膚科に行ってステロイド軟膏を出されて使ったこともあったけど、結局やめると悪化して根治しません。
化粧品を変えるなどしてやり過ごし、何かのきっかけでストンと治りました。
その後も季節の変わり目などに症状が出ることもあったけど、保湿クリームを使えばしのげるようになりました。
でも今年の夏の終わりごろから、目と目の周りがかゆくなりだしました。
目はアレルギーの目薬をさしました。
肌の方はステロイド軟膏を使おうかとも思ったけど、やめることができなくなったら心配で・・・漢方薬局に来ました。

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体質面を伺いました。
疲れやすい。
夜はぐっすり眠れるけど、疲れがなかなかとれない。
冷えがある。すぐ湯冷めする。
しっかり食べる方だけど、太れない。
生理は順調だけど、最近少し早く来るようになった。
生理前はイライラしやすい。にきびができやすくなる。

肌を見させていただくと、乾燥肌でした。
漢方的に言うと血虚の状態です。
冷えもあり、全体的な新陳代謝が落ちている様子でした。
そこに秋の花粉症の時期が重なり症状が出たように考えられます。
更年期のホルモン変化もあるかもしれません。

漢方薬での改善を考えた場合、皮膚の改善に焦点を当てるより、しっかりと身体を立て直した方が早いように感じました。

そこで、その旨をお伝えし、まずは三カ月しっかりと体質改善を目的とした漢方薬をお飲み頂きました。
あともう一つ、夜にお使いのクレンジングを見直させていただきました。

はじめの三カ月間では、主に生理前に症状が悪くなることがありましたが、耐えてくださいました。
そして三か月後、まだ時々かゆみが生じることもあるけれど、肌の状態はほぼ落ち着きました。
化粧品の保湿クリームをしっかり塗れば、肌の赤身なども落ち着くようになってきました。

症状が良い方向に向かっているので、同じもので継続いただきました。
二か月継続いただき、その後は減らしました。

肌の状態は改善したのでもう服用はしなくても良いのですが、やはり飲んでいると疲れにくく、快適だそうです。
そこで現在はご本人のペースで服用されています。

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