漢方の強み

あさコラム/漢方治療について

こんにちは。

世田谷 桜上水 漢方薬局あさの村上千絵です。

桜上水、予報通り、夕方には雨がやみました。

明日はまた気温が上がるようです。

体調には気を付けてくださいね。

ところで・・・

改めて、「漢方、漢方薬の強み」について今日は書いてみようかなと思います。

西洋薬はとにかく即効性がありますね。

解熱剤を飲めば必ず熱は下がります。

降圧剤を飲めば必ず血圧は下がります。

血糖値を下げる薬を飲めば必ず血糖値は下がります。

症状を「抑える」ことに優れています。

漢方薬は・・・即効性がある場合、もちろんあります。

数日で大きな変化を得られること、あります。

でも多くの場合、

例えば、めまいや頭痛でしたら、

「回数が減ったかも。でも、最近天気が良かったし。」

「回数が減ったかも。でも仕事忙しくなかったし。」

ということが多いです。

だからよく言われるのが「本当に効いているかわからない」

でも・・・そもそも漢方薬は西洋薬のようにどこかの神経をブロックしたりして症状を抑える薬ではありません。

飲まれる方の気、血、水の不足を補い、巡りを整えることで、結果として症状を改善していく薬です。

だから、「回数が減った」「何か良い感じかも」と感じて頂けたとしたら、氣、血、水の不足が徐々に補われ、巡りが改善されてきているということです。

改善すれば服用量を減らし、最終的には飲まなくても大丈夫になります。

だから一生飲み続けることはありません。

ただ改善期間は個人差がかなりあります。

それはもともとのその方の体質や食生活が大きく関係するからです。

良くなっていく方には共通点があります。

それは自分観察力が高まっていく方です。

朝起きたとき、仕事から帰ったときなどに身体の状態、舌の状態などをチェックして、漢方薬を飲む以外の自分メンテナンス法を編み出す方です。

今日はいつもより湯舟にしっかりつかろう。

ストレッチして、身体をほぐそう。

いつもより野菜を多めにたべようかな。など

漢方の強みは・・・「気づきがあること」だと思います。

気づいて、修正して、より心地よく毎日を送れるようになれること。

私はそのようなお手伝いが少しでもできるように努めたいと考えています。

お読みいただきありがとうございます。

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