こんにちは。

世田谷区桜上水、漢方薬局あさの村上千絵です。

今日は風が強く雨も降り、荒れたお天気です。

九州でも大きな被害が出てます。

一刻も早く落ち着いてほしいですね。

今日は「女性と漢方」ということで書いてみようかなと思います。

女性の病気の多くは女性ホルモンと関係しています。

女性ホルモンはどのように出るのかというと・・・・

視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が出ます。

→脳下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)が出ます。

→卵巣から卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)が出ます。

簡単に言えば、「脳から指令が2段階で出る→卵巣から女性ホルモン2種類が出る」、ということです。

生理前のイライラ、食欲増加、更年期のイライラなどのメンタル的な症状が出る原因は、一番最初に指令を出す「視床下部」の影響を受けていると考えられています。

視床下部は女性ホルモンだけでなく、自律神経のバランスを整えたり、食欲を調整したりなど、多くの身体の司令塔の役割を果たしています。

だから、女性ホルモンを整えるには、「司令塔が働きやすいようにする」=「気持ちを安定させる」ことが大変重要になってきます。

漢方はこれがとても得意です。

漢方的に言うと「疏泄を整える」ということになります。

イライラなどの感情といった目には見えないけど存在するエネルギーを漢方では「氣」と言います。

そして女性ホルモンなど血液を介して運ばれるものを「血」と言います。

「疏泄を整える」とは「氣血を整える」ということになります。

柴胡、芍薬、当帰などの生薬の入った漢方薬を使います。

そして、どれだけ飲んだら良いのか・・・まずは3カ月です。

たいてい一か月以内に何らかの変化を実感できることがほとんどですが、3か月かかる方もいらっしゃいます。

そして、継続期間は、目標をどこに据えるかにもよりますが、最低でも半年~1年継続して頂く場合が多いです。

漢方薬で心身を整える+食生活で心身に必要な栄養を摂る+生活スタイルの見直しで心身の一日のサイクルを整える・・・しっかり改善できますよ。

漢方薬局って初めてだからよくわからなくて不安・・・という方、いらっしゃると思います。

まずはご相談だけ・・・でも大丈夫です。

お気軽にご連絡、ご来店くださいね。

よくあるご相談 生理不順 / 不妊 / 頭痛 / めまい / 不安感 / 不眠 / 胃痛 / にきび / アレルギー / 花粉症 / 疲労 / 冷え