「血が濃い」…漢方的に考えると

あさコラム/漢方治療について
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こんにちは。

世田谷区桜上水、漢方薬局あさの村上千絵です。

今日は昨日に引き続いて、「氣、血、水」の「血(けつ)」について。

血とは血液+栄養と考えてください。

貧血だったり、栄養不足の状態を、「血虚(けっきょ)」

血の巡りが悪い状態を、「お血(おけつ)」と言います。

先日、「私、貧血ではありません。むしろ、血が濃いって言われてるんです。」という方がいらっしゃいました。

このような方、最近かなり見受けられます。

「血が濃いなら、元気なのかしら」と思いきや、疲れやすくて、食べるときは食べるけど、疲れると食べる気力もなくなって、寝てしまう・・・。そして冷え症。

漢方的に分析すると、「気虚」「血虚」「お血」が混在している状態です。

血が濃いのは、血を巡らす力が弱くて滞ってしまい、濃縮されているのかも・・・。

気力を補い、体を温め血流を改善する働きのある漢方薬をお出ししたら、一週間後にご来店。

「なんだか、漢方薬を飲むと、体がとっても温まります。ちょっと元気が出てきたかも。」

とてもうれしい声を頂きました。

継続することで血をしっかりと巡らせる力をつけてほしいです。

血に関する改善は、赤血球が生まれ変わるサイクルの3~4カ月を一つの目安にしていただいてます。

何だか話がそれてしまいました。

明日、「血虚」「お血」の話の続きをさせていただきます。

お読みいただき、ありがとうございます。

午後も良い時間をお過ごしください。

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