「漢方薬って長く飲んで大丈夫なの?」

あさコラム/漢方治療について
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こんにちは。

世田谷区桜上水、漢方薬局あさの村上千絵です。

昨日の雨はすごかったですね。大丈夫でしたか?

今日はお客様から良くいただくご質問、

「漢方薬って長く飲んでいて大丈夫なの?」についてお話ししようかなと思います。

漢方薬には2タイプあります。

短期間用と長期間用です。

短期間用は風邪薬など、急性疾患に使用する漢方薬です。

一番なじみのあるものでしたら、例えば葛根湯です。

長期間用の漢方薬はなんでしょうか。

元気に長生きしたことで有名な徳川家康。

家康は自分の庭で生薬を栽培し「八味地黄丸」という漢方薬を作り飲んでいました。

そう、八味地黄丸は足腰を丈夫にしたり、排尿障害を改善するために、現在も飲んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

あとは、六君子湯。六君子湯はもともと胃腸が弱くて食が細く下痢しやすい人が服用します。長期服用することで下痢をしなくなり、しっかりと食事が摂れるようになります。

子供では小建中湯を長期服用されることがあります。

成長期において消化力以上に成長が進んでしまって、身体の節々が痛くなったり、めまいを起こしてしまったり・・・あとは夜尿症などに使われることもあります。

女性の生理のトラブルなどでは当帰芍薬散などを長期服用される方もいらっしゃいます。

いろいろと書いてしまいましたが、でも、同じ漢方薬を何年もずっと飲み続けることはありません。

わたしたちの身体は日々変化していきます。

さらに、天気の影響も大きく受けます。

気圧の変化、寒暖差・・・体内の血液の流れが影響を受けることで、神経伝達、ホルモンの流れが乱れ、体調に変化をもたらします。

漢方薬の長期服用は定期的に医療機関にかかり、体調の変化に合わせて漢方薬の調整が必要になります。

お読みいただきありがとうございます。

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