こんにちは。
世田谷区桜上水、漢方薬局あさの村上千絵です。
ようやく桜上水も雨がやみました。
今日は子供によく使われる漢方薬「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」についてです。
「くすぐったがり屋。体力がない。根気が続かない。
食が細い。便秘または下痢。青白い顔。時には黄色っぽい顔。
へその脇の腹直筋が張っている。」
この中の一つでもあてはまると、この漢方薬があってます。
この漢方薬は6種類の生薬から構成されています。
桂皮…「ケイヒ」シナモンのことです。
甘草…甘味料にも使われますね。
生姜…生薬では「ショウキョウ」と読みますが、ショウガのことです。
芍薬…きれいな花を咲かせる芍薬の根。
大棗…「タイソウ」と読みますが、なつめのことです。
膠飴…「コウイ」といい、もち米から作った飴玉です。
芍薬の根以外は食品ですね。
そしてその食品は体を温めるものばかりです。
そう、この漢方薬を飲むお子さんは「おなかが冷えている」のです。
普段どんなものを食べていますか?
生野菜、小麦からできたパンや麺類、
冷たい飲み物、アイスクリーム、
甘いお菓子(白砂糖が入っているもの)
これらはおなかを冷やします。
食べ続けたら、「小建中湯」が必要な体が出来上がってしまいますよ。
「お米」食べてくださいね。
できたら、白米でなく分つき米。
難しければ、白米に雑穀を入れてください。
食養生はとっても大切です!
今日もお読みいただきありがとうございます。
世田谷 桜上水
漢方薬局あさ
村上千絵
よくあるご相談 生理痛 / 生理不順 / 不妊 / 頭痛 / めまい / 自律神経 / 下痢・過敏性腸症候群 / 冷え
twitter 配信中
関連記事
詳しくは病名解説・症例をご覧ください。